【2025ドラフト回顧】あの指名が2026年の勢力図を変えた!各球団の「補強の解答」

「打倒・大リーグ」を掲げる日本球界にとって、2025年ドラフトは歴史的な分岐点でした。主力流出に備えた「即戦力の確保」と、5年後を見据えた「怪物の青田買い」。その戦略を3つのパターンに分類しました。


1. 「エースの継承」戦略:阪神・ロッテ

大黒柱がメジャーを視野に入れる中、次なる「18番」を求めた指名です。

  • 阪神タイガース:石垣 元気(投手)を単独指名
    • 戦略: 藤川新監督(2026年想定)が自らクジを引かずとも、一本釣りで獲得。才木投手のメジャー挑戦が噂される中、「160km/hの系譜」を絶やさないための最優先指名でした。現在の新人王候補筆頭としての活躍は、この戦略の勝利です。
  • 千葉ロッテ:堀越 啓太(投手)を獲得
    • 戦略: 佐々木朗希投手のポスティングを見据え、同じく「圧倒的な球威」を持つ大学生右腕を指名。2026年の開幕ローテ入りは計算通りと言えます。

2. 「ポスト・ムラカミ/オカモト」戦略:巨人・ヤクルト

長距離砲の穴をどう埋めるか。打線の再構築を急いだ指名です。

  • 読売ジャイアンツ:大学生スラッガーと高校生内野手の二段構え
    • 戦略: 岡本和真の穴を埋めるため、即戦力の長距離砲だけでなく、浅野翔吾の相棒となる「10代の内野手」を上位で確保。2026年の「浅野・石塚・新外国人」というフレッシュな打線への布石となりました。
  • 東京ヤクルト:機動力と出塁率重視の指名
    • 戦略: 村上宗隆という「一点豪華主義」から、全員で繋ぐ「スモールベースボール」への転換。俊足巧打の大学生外野手を並べたのは、2026年の並木選手のブレイクを予見したかのようでした。

3. 2025年ドラフト指名戦略:早見表

球団1位指名(主な選手)戦略キーワード2026年の現状
阪神石垣 元気エース継承・速球派新人王候補として無双中
巨人(大学大砲)ポスト岡本・打線の低年齢化浅野とのコンビで打線活性化
ロッテ堀越 啓太佐々木朗希の後継者朗希と並ぶ「ダブル怪物」
オリックス(高校生投手)投手王国の継続山下舜平大に次ぐ宝刀へ
ソフトバンク(即戦力左腕)投打のバランス補填笹川ら若手野手を支える柱

2026年の現在から見た「隠れた成功」

特に注目すべきは、下位指名ながら2026年のキャンプで頭角を現した「独立リーグ出身の野手」「守備特化型の社会人内野手」です。

WBC組が不在の間、彼らがバックアップとしてではなく「レギュラー候補」として猛アピールしたことで、昨秋のスカウト陣の評価が正しかったことが証明されつつあります。

総評: > 2025年ドラフトは「目先の勝利」よりも「3年後の黄金時代」をデザインできた球団が、現在(2026年シーズン)の順位表で上位に食い込んでいる印象です。

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